参拝 伊弉諾神宮
搭載:2018/10/6
撮影:2018/9/11
ロケ地:兵庫県淡路市
淡路島観光のメジャースポット。
国生み神話で伝わる最古の神社「伊弉諾神宮」を参拝よ。
伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)。
地元の愛称は「いっくうさん」。国生みを終えた伊弉諾大神が幽宮(かくりのみや)に鎮まったのが、伊弉諾神宮創建の起源として伝わっている。
日本書紀、古事記にも記されており、淡路島誕生の神話はパワースポットとして多くの観光客を呼び寄せている。
祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)。今となってはゲームで知る人も多い有名な神様よ。
国生み・神生みの発端となった二柱で、間柄は兄弟であり夫婦であり。
国生みとは、二柱が天沼矛(あめのぬぼこ)で混沌をかき混ぜて造った島と伝えられている。
誕生した島は淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州の8島。総称して大八島(おおやしま)と呼ばれる。
表参道のスナップよ。
毎月22日の夜間には、表参道はじめ境内のライトアップと国生み夜神楽の舞が披露される。22日なのは夫婦の日、夫婦円満のご利益、二柱にあやかっているから。
特別拝観なので拝観料がかかる。夫婦旅行であるならば是非訪れたい催事だろう。
境内の案内図。
由緒解説。
「神宮」とは、特別な由緒をもつ格式の高い神社に授与される称号。つまり神社より上。
昭和29(1954)年に昭和天皇より宣下され、伊弉諾神宮と改称。兵庫県随一の神宮となっている。
境内のスナップ。
レジャースポットのような賑わいはないがこれで良い。人ごみで騒がしい神社など参拝に値しない。
放生の神池。
ここでは昔、鳥や魚を放して生命の永続を祈る「放生神事」が行われていた。
池には、病気平癒のお祈りで「鯉」、快癒の感謝をこめて「亀」が放される。
手水場。
快癒のご利益から注口には亀が備えられている。
石造の亀。
眷属として神々に仕えていたことから、神々しい外観となっている。
先ほど池にあった石像もこれと同じデザインよ。
表神門。
拝殿。
ここでは夫婦円満のご利益にあやかるのが定石だろう。
裏手にある本殿の位置こそ伊弉諾大神が余生を過ごしたという幽宮とされている。
格式が高いだけに見どころも多い。境内を散策よ。
夫婦の大楠。
樹齢九百年の大木で二柱が宿る御神木として信仰されている。
二株の樟が結合しているらしいがアングルが悪い。考えなしに撮るとこうなる。由来があったとは思わなんだ。
一通り下調べして訪れてはいるが、情報漏れ、失念などは起こりうる。人間だもの。仕方ない。
淡路祖霊社。
淡路出身の英霊、戦没者が祀られている。
頭髪感謝の記念碑。
提供は育毛でおなじみの会社よ。
ひのわかみやと陽の道しるべ。
伊弉諾神宮を中心とした太陽の運行図が記されている。
運行図によれば、春分、秋分の日に太陽が通過する位置に伊勢神宮、対馬海神神社があり、夏至、冬至にも伊弉諾神宮ゆかりの神社があるという。
偶々なのか意図的なのかはわからない。まさに神のみぞ知る。
淡路島産(右手前)と熊本県産(右奥)のさざれ石。
さざれ石とは、小さな石が炭酸カルシウムなどを繋ぎにくっついて固まった石群で、正確には石灰質角礫岩と呼ばれる。形成されるには幾年ものの年月がかかる。
漢字で細石と書くように小石、細かい石などを表す。国家「君が代」の由来ともなっており、主に長い歳月を表す比喩表現として使われている。
参拝は以上よ。
カエデの葉はまだ青い。紅葉はまだ先かな。
お土産はオレンジスティック。
鳴門オレンジを素材にした甘菓子よ。