参拝 白兎神社
搭載:2018/11/21
撮影:2018/10/9
ロケ地:鳥取県鳥取市
鳥取県のメジャー観光地。恋人の聖地だとか。
童話「因幡の白兎」の発端である神社を参拝よ。
白兎神社(はくとじんじゃ)。
因幡の白兎こと白兔神(白兎大明神とも呼ばれる)を主祭神とする由緒清らかな神社。ご利益は縁結びと病気平癒。配祀として保食神(食物を司る神)、豊玉比売が合祀されている。
古書の消失により創建は不詳だが、日本最古の書物「古事記」に白兎神社に関する文献が記載されており、最古から現存していたと推測されている。
戦乱の世で幾許かの焼失・再興が繰り返され、現在の社殿は明治29(1890)年に建立されている。
「因幡の白兎」とは、古事記に掲載されている出雲地方を舞台とした出雲神話で、主要キャラの役割を担う兎を表す。文献表記は稻羽之素菟。
大穴牟遲神(大国主神)と八十神(やそかみ)は兄弟だが仲が悪い。
八十神は稲羽の八上比賣(やがみひめ)に求婚したいと思っており、因幡に出かける途中で皮を裂かれた白兎を見つけた。
白兎は答えた。「淤岐島(おきのしま)から稻羽へ渡るために鰐を騙してを橋代わりにした。しかし、騙していたことが鰐にバレて毛皮をはぎ取られてしまった。」と。
八十神(やそかみ)は白兎に嘘の治療法を教えた。もちろん傷は悪化した。
通りかかった大穴牟遲神(大国主神)は白兎に正しい治療法を教えた。もちろん傷は回復した。
白兎は言った。「八十神は八上比賣を絶対に得ることはできません」と。
白兎の言った通り、八上比賣は八十神の求婚を断り大穴牟遲神と結婚した。
なぜか世間では白兎の話だけが広く知られており、白兎が主役だとよく誤認されているが、白兎は主役ではなくは単なる1キャラに過ぎない。
物語のメインは「大穴牟遲神がどのように国をもったか」であり、本当の主役は大穴牟遲神である。誤解なきよう〜。
白兎神社が恋人の聖地としてご利益があるのは、白兎が大穴牟遲神と八上比賣の縁を取り持ったことから。
恋愛を叶え、特定の人との親交を深めるというご利益がある。
2010年に恋人の聖地に認定されており、ここでは数多くのラブストーリが誕生しているという。
マスコットはゆかりのある因幡てゐ。
参道の左右には兎の像が並んでいる。
観光客は外国人の旅行者がちらほら。
兎が幸運を呼ぶ動物として崇められているのは、兎の歩き方が由来となっている。
前に向かって飛び跳ねて進む独特の歩行、習性により後ろに下がることがないため、前進・前向きといったポジティブな印象を与え幸運を呼び込む。
てゐの「人間を幸運にする程度の能力」も兎つながりによるもの。
鳥居や燈篭に乗っかっている白い石は「結び石」。神社の社務所で売られている。
鳥居の上に乗せるか兎の石造に置いて願いを込めると叶うかもしれない。
石には「縁」と刻まれている。
「良縁・子宝・繁盛・飛躍・健康」のご利益が込められている。
兎をあしらった手水舎。
近づくと唱歌「大黒さま」が流れる仕様となっている。
御身洗池(みたらしいけ)。
因幡の白兎が体を洗った池といわれている。昔は綺麗だったのか定かでないが、現代では濁った池となっている。
参道を進むよ。
拝殿よ。
注連縄は出雲大社と同じ左綯えの左本右末「大黒じめ」となっている。
出雲大社も大穴牟遲神とゆかりがあり、兎の像が置かれているのもご利益をあやかっているから。
社務所にてお守り頂いたよ。
ご利益ありますよーに。
おみくじとか。神社の定番ね。
本殿。
写真では見えないが土台には「菊座石」と呼ばれる石の台座が使われている。皇室と何らかの関係があるとか。
神社の写真はこれにて以上よ。
ちょっと歩いて、白兎海岸。
綺麗♪シーズン外でも海が青いよ。
先ほどの写真でちっこく映っていたのが淤岐之島(おきのしま)。
白兎が流れ着いたとされる島で鳥居もちょこんと建っている。
道の駅神話の里 白うさぎ。
昼食に名物わにらーめん。
そしてお土産をご購入〜。