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MERRY PHOTO DIARY

ショールーム

日産 ティーダ 15S

搭載:2017/12/20
購入:2015/9/
ジャンル:車

通勤手段として初めて買ったマイカー。
日産の認定中古車、車検1年半付だったかな。
21017年12月現在では10年落ち、走行距離約60000km。
ノントラブルで2年半乗り切ったよ。よくやった!



今の会社では車通勤できないので趣味重視な方針転換で乗り換えることに。
致命的な不具合はないが色々と年式相応の劣化が出てきて消耗部品の交換時期が迫っている。
ダメな部品を替えれば走らせることはできるが金銭効率的に悪手となる。
いわゆる家電とかでよくある「買い替えたほうが安い!」的な現状だ。
愛着もあったし気に入ってはいた。だが値段の問題なのか壊れるまで使ってやろうとは思わなかった。 不満や欠点もあったが些細な事だ。 3年くらいで手放す計画で買った車だし、生活環境の変化などで趣味・好みも変わった。
いいタイミングで日産がスキャンダル起こしてくれたおかげで見切りもついた。
そろそろ頃合いだろう。

てなわけで、備忘録として色々と記事にしておくよ。



日産のコンパクトカー「ティーダ」。つづりは"TIIDA"。
由来は「自然の調和」「時代の潮流」などの意味を持つ"TIDE"から来ている。

日本では2004年〜2012年まで生産・販売されていた。
そう、今ではもう日本では売られていない旧式車だ。海外では現行として今でも売られている。

一時期は当時の流行だったヴィッツやフィットに勝る販売台数を記録したが、日産の車種削減でノートと結合され生産終了となった。 価格に対して製造費が高かったので利益の確保ができなかったのだろう。車格が下なノートを残したのも利益率を上げるためと思われる。 コンセプトの違う車を後釜と称してノートを売りつけたため、当然受け入れられるはずもなく元ティーダ乗りからは酷評され客離れに繋がった。



ボディは今どき定番なコンパクト・ハッチバック。
プラットフォームは提携関係にあるルノーと共同開発し、数多の日産車で採用されているBプラットフォーム。
ルノーのメガーヌと外観デザインが似ているのも、ルノーからデザイン指導を受けてのこと。
マーチ然りジューク然り、フランスらしいデザイン性を取り入れて他社との差別化を図る日産の経営方針がよく出ている1台よ。

サイズは全長4205、全幅1695、全高1535mm。ギリギリ5ナンバーサイズよの。
5ナンバーにこだわったのはおそらく売上のみを考えた日産の経営戦略。
同系統で3ナンバーなアクセラスポーツやインプレッサースポーツとの差別化を図ったのかもしれない。



ティーダの売りであり開発に力を注いだ車内内装。
当時の小型車になかった高級感で他社との差別化を図った一芸だ。
黒を基調とした色彩とまとまりを感じるレイアウトは高級セダンを彷彿とさせる。

デザイナーは高級セダン「ティアナ」を手掛けた人物で、ティーダのデザインもティアナを参考にしたと思われる。 機器の配置もよく似ている。車格が違うので高級感はティアナWIN!。
ティーダのセダン版として「ラティオ」が2016年まで販売されていた。今や廃産になりつつある5ナンバーセダンである。



「リッチな小型車」をコンセプトにデザインしたので内装は同年代の並のコンパクトカーより優秀。 車種によっては現行モデルよりも力を入れている!とも感じる。
現在、高級路線で造られる車は本体価格を高く設定できる「コンパクトSUV」としてラインナップされている。 タイヤの大きい小型車で今の流行だべ。

国産の高級小型車は現行では無いと言っても過言ではない。どのメーカーも「燃費」「コスパ」のみで開発している。 利益率を上げるためか殆どの現行モデルに何らかのコストダウンが施されている。
高級小型車が狙うならVWもしくはプジョー辺りを候補にしよう。ハイオク仕様と燃費に目を瞑れるなら間違いなく国産車より満足できる。



コストダウンの荒波を受けやすいドア部分も優秀。
軽自動車とかにありがちなプラスチック感は感じずセダンに準じたクッション性の革張り仕様となっている。
乗り出し150万弱でこの内装なら多分破格だべ。デミオでインテリア重視の限定モデルがあるが200万オーバーと車格に対して割高感がある。
そういった客の心情から各社とも高級路線のラインナップが出しづらくなっている。



車内で最もコストがかかってると思われるシート部分。
ティアナと同サイズのものを使っているので小型車にありがちな手狭感がない。
半革仕様で高級感と利便性を両立させたような造りよの。

後部座席も質を落とすことなく同レベルの仕上がりだ。
セダンにも通ずるよう人を乗せることを意識して造られている。

製造コストがかかる反面、コストダウンの弊害を受けやすいのがシート部分である。
日本では小型車で長距離走行を想定していないのでコストを削っても問題ない、という考えのもと。 安さを売りにしているから顧客からも文句が出てこない。
現に大衆車のシートが安っぽいのもそれが理由だ。



コストダウンが囁かれる中、高級感にこだわったのがティーダの特徴であり個性であり。
利益率の低いディーラー泣かせの車でもあるとかないとか。

ティーダを選んだ理由は4気筒エンジンと車内レイアウトと中古価格の安さからだったり。
当時はなんやかんやで金がなかったから選択肢はかなり狭かった。
故に、アクセラスポーツやインプレッサースポーツが候補にあったが値段に負けたよ。
軽自動車はクーラーが弱いのと貧弱さを理由に初めから候補になかった。
税金が安いのが魅力だがデメリットが多すぎる。事故による死亡率が高いのも怖い…



車検が1年ほど残っていたが、みょんなことからあれよあれよという感じで車を買い換えることに。
次の車はツーリークワゴンなのでティーダより1周りくらいでかい。車体感覚が想像以上に難しい。
燃費以外は全てティーダを上回っている。特に安全性能がすこぶる高い。
運転に気を使うが余りある魅力は全てを帳消しにできる。これからの遠出が楽しくなりそうだ♪